今回は、逆流性食道炎に悩む方に向けて「寝るときの姿勢」についてのお話です。
胸やけ、喉の違和感、夜中のムカムカなど──
こうした症状を少しでもラクにするには、
寝るときの“向き”や“角度”が実はとても重要なんです。

左向きで寝るのが、逆流を防ぐポイント
一番のおすすめは、
「体の左側を下にして横向きで寝る」こと。
なぜ左向きが良いかというと──
◎胃の出口(幽門)は右下にある
◎食道と胃のつなぎ目(噴門)は、左下に向かって湾曲している
◎右側を下にすると、胃酸が逆流しやすくなる構造になっている
つまり、左を下にすることで胃酸が自然に下へと流れ、
食道へ逆流しにくくなるのです。
これだけで、寝ている間の“逆流感”がやわらいだという声も多くあります。
ただし「ずっと同じ向き」は難しい
とはいえ、寝返りを打たずに左向きで寝続けるのはなかなか大変ですよね。
「最初は左を下にして寝ても、気づいたら仰向けや右向きになっている」
そんな方も多いと思います。
そこでおすすめなのが、「傾斜枕(ウエッジピロー)」の活用です。
傾斜のある枕を使えば、仰向けでも逆流しにくくなる
ウエッジピローのような“頭から背中までをゆるやかに持ち上げる”設計の枕を使えば、
たとえ仰向けになっても、胃酸が食道に逆流しにくくなります。
重力の力を借りて、胃酸が自然に胃の中にとどまりやすくなるからです。
特に、就寝中に逆流症状で目が覚めてしまう方や、
枕を何枚も重ねて寝ている方には、体への負担も軽くなるのでおすすめです。
「寝る姿勢」から整えてみよう
逆流性食道炎の症状をラクにするには、
食事や薬だけでなく、夜の過ごし方・眠り方がとても大切です。
・まずは左側を下にして寝てみる
・長時間の同じ姿勢が難しい場合は、傾斜枕を試してみる
・眠る前の食事はできるだけ控える(就寝2~3時間前までが目安)
こうしたちょっとした工夫を積み重ねることで、
「夜がつらい」「寝るのが怖い」といった状態から、少しずつ解放されていくはずです。
毎日の睡眠をもっとラクに、安心にするために。
今日からできる姿勢の見直し、ぜひ取り入れてみてくださいね。
