逆流性食道炎を患っている方にとって、「お酒との付き合い方」は悩みの種の一つかもしれません。
「飲んだらダメなの?」「やめたほうがいい?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、逆流性食道炎を悪化させずにお酒を楽しむためのポイントをご紹介します。

お酒の飲みすぎは逆流を招きやすい
まず大前提として、お酒を大量に飲むことはおすすめできません。
アルコールを大量に摂取すると、食道と胃の境目にある「下部食道括約筋」がゆるみやすくなります。
この括約筋の働きが弱くなると、胃酸が逆流しやすくなり、胸やけやのどの不快感といった症状につながります。
また、ビールなどに含まれる炭酸ガスは胃の内圧を高める原因にもなるため、逆流のリスクを上げるとも言われています。
加えて、大量の飲酒は食道がんなどのリスク因子にもなるため、健康の面から見ても「飲みすぎ」は禁物です。
お酒を楽しむなら「適量」と「飲み方」がポイント
とはいえ、お酒を完全に断つ必要はありません。
実は、適度なお酒には消化を助ける作用もあるため、「上手に付き合う」ことが大切です。
ただし、飲むときにはいくつか注意点があります:
✅空腹での飲酒は避ける
必ず何かを食べながら飲むことで、胃酸の過剰分泌を防ぎ、逆流のリスクを下げます。
✅体調の良い日に楽しむ
体が弱っているときは、胃腸の働きも落ちているため、無理に飲まないことが賢明です。
✅ゆっくり飲む
一気飲みは胃に急激な負担をかけるため、避けましょう。
お酒の「適量」の目安とは?
以下は、一般的な1日の適量目安(男性の場合)です。女性はおおよそ半分程度が基準とされています。
◎ビール:中瓶1本(500ml)
◎ワイン:グラス2杯(180ml)
◎日本酒:1合(180ml)
◎焼酎:グラス2/3杯(100ml)
◎ウイスキー:ダブル1杯(60ml)
無理をせず、上手に楽しむ
強いお酒は薄めて飲む、炭酸は控える、寝る直前には飲まないなど、ちょっとした工夫で逆流のリスクは減らせます。
そして今回の内容を守れば、逆流性食道炎を抱えていても、上手にお酒を楽しむことは十分に可能です。
「我慢」ではなく「工夫」で、健康的なお酒の楽しみ方を見つけていきましょう!
